ミニのニコイチは、当たり前!?
スクラップのストックを専門店は抱えている。
今の若い人が使う「ニコイチ」は、可愛くカップルなんかを意味するらしい。けれど、昔の自動車業界での「ニコイチ」というとかなりヤバイ。そのヤバイの響きも、今のヤバイではなく、ごまかし、詐欺、内緒にして売りさばくというダークな感じのヤバイを意味している。(笑) 昔は、高額な外車が大破し、その同一モデルが大破すると、壊れていない車体をつなぎ合わせて2台の事故車で1台の車を作り上げ、普通に販売するという、今ではないような事が行われていた。事故車の合体と知らされずにユーザーが買わされていた。
これが、ニコイチの悪いイメージしかないが・・・。
クラシックミニの世界では、このニコイチは当たり前である。(笑)サンコイチもある。(笑)なにせ、部品取りとして車体をたくさん保管している専門店も多いし、ボデイも使えればそのまま使うので当然、ニコイチのミニは、多い。
欧米では、ガレージでメンテナンスする文化なので、いまだにガレージに眠っている車が多い。いつかレストアして乗りたいというマニアは、ボロボロのミニも廃車せずに眠らせている。草むらのヒーローになっているようでもそれは、ストックとして保管している。(笑)
ミニは、クラッシックカーなので捨てるところはない。車の台数は少なくはなってきているが愛好家が多いので、部品からボディまでよく流通している。
ミニは、本当に特別なクルマだとつくづく感じる。
クラシックカーで困るのは、事故したら部品がなくて困ることが多いが、このミニに関しては、まだまだ部品に困ることはない。
そして、ニコイチによって生まれ変わるミニ。
いつまでも走り続けて欲しい。