サー・アレック・イシゴニス(Sir. Alec Issigonis)


サー・アレック・イシゴニス(Sir. Alec Issigonis)

クラシックミニの設計者

サー・アレグザンダー・アーノルド・コンスタンティン・イシゴニス(英: Sir Alexander Arnold Constantine Issigonis 、1906年11月18日~1988年10月2日)はギリシア系イギリス人の自動車技術者である。特にブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年に発売した革命的な小型大衆車・ミニの設計者として今日でも記憶されている。
また、ジョン・クーパー(John Newton Cooper )によりチューニングされたミニは、レース界においても輝かしい金字塔を打ち立てる。

生涯自動車界に貢献した

1961年、ミニの成功により、イシゴニスはBMCのテクニカル・ディレクターに昇格、翌1962年8月にはXC/9002がBMC・ADO16(モーリス・1100)として市販化された。XC/9001の登場は最後になり、1964年10月にBMC・ADO17(オースチン・1800)としてようやく陽の目を見た。

イシゴニスは1967年、王立協会の会員となり、1964年に大英帝国勲章コマンダー(CBE)を受勲、1969年にはナイトの称号を授けられた。彼は今日ミニの設計者として最も著名であるが、本人はモーリス・マイナーの設計に参画したことこそが、上級車の快適性や利便性を勤労階級の手の届く価格の大衆車に盛り込んだという意味で最も誇らしいと考えていた。マイナーと比較するとミニはすべてを最低限までカットしたスパルタンな自動車であると言う。

イシゴニスは1971年に、企業合同を重ねてBLMCと呼ばれるようになった会社を引退、技術コンサルティング会社を死の直前まで経営した。
また、イタリアの巨匠、ピニンファリー(イタリアにある自動車のボディをデザイン・製造する会社、1930年デザイナーであるバッティスタ・ピニンファリーナ氏が設立。)とイシゴニスの会話の中で、イシゴニスは、「miniは私が死んでいなくなってもずっと流行っているだろう」という名言を遺しました。
そして、名言通りに、今なおミニは、愛され続けています。


コメントを残す





 こちらの記事もおすすめです。


1970年ミニ1275 GT

イエローが抜群に映る。 黄色と言えばフェラーリのイタリアンカラーだが、このスタイルのミニも似合う。スポーツカーらしくなり、カッコイイ。ブラックの内装にブラックのステアリングがマッチしてスポーツ感が出ている。個人的にはこの… 続きを読む »

 

1965年クラシックモリスミニマイナーウッディカントリーマントラベラー

古くても不思議な色気がある。 海外では、よくある、納屋に眠っているミニ。突然、現れる、古くてもオリジナルを保ったミニ。カントリーマントラベラーのウッド部分などは、年季が入っていても乾燥状態で保たれていたものは、ビンテージ… 続きを読む »

 

クラシックミニのEV化

目次 時代は変われども生き残る?!ミニのEV化「Electric Vehicle」。 国内でもEV化「Electric Vehicle」が増えてくる? モーター史上、おそらく最大の転換期、ガソリン車から電気自動車への波。… 続きを読む »

 

1966年クラシックローバーミニクーパー

MK1 MORRIS MINI COOPER。 グレーのボディに黒のアルミホイールが決まっている。ルーフのソフトトップもお洒落。白とグレーのシックな内装がマッチしている。ミニは、いろんな定番がスタイルがあって本当に楽しめ… 続きを読む »

 

1990年クラシックローバーミニクーパー

1000ccのミニ。   鮮やかなメタリックグリーン。チューニングされて、ボンネットも交換。このボンネットの開き方は、カッコいい。ホイールは、決まってハンドルもクーパー。インテリアは、センターメーターでウッドで… 続きを読む »

 

 

関連記事 一覧


BLOG